20代の新卒時代から50-60代の役職者・シニア層まで、誰もがそれぞれの年代でそれぞれ個別のキャリアの悩みを抱きます。

その中でも、「キャリア迷子」という言葉にあるように、

キャリアでどうしていきたいかわからない

という漠然とした、モヤモヤとした悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。

実際、
「自分に合った仕事の見つけ方がわからない」
「自分が人生やキャリアでどうしていきたいかわからない」
「自分の能力や専門知識の市場価値がわからない」

という点に悩む人は、20-50代の男女で約7-8割にも及ぶという調査が出ています
(リクルートワークス研究所「働く人の共助・公助に関する意識調査」2020年データより)。

こういったキャリアの悩みが出てきたとき、何をポイントにして考えていけば良いのでしょうか?

今回は「キャリア迷子」になったら、そのモヤモヤ、どうしていきたいかわからない、という点について、具体的にどうしていけば解消していくのか、について話していきたいと思います。

現状のキャリアのモヤモヤ、自分の感情を言語化しよう

まず、今抱いている「わからない」「モヤモヤ」という現状について、もう少し具体的にどういう状態なのかを言語化してみることが大切です。

5Wで具体化する

例えば、
「キャリアでどうしていきたいかわからない」
といった場合、

WHAT「何が具体的にわからないのか、引っかかっていることが何なのか」
WHEN「いつからわからないのか」
WHO「その悩みに”誰か”絡んでいるのか」
WHERE「その悩みはどこから来ているのか」
WHY「何が原因でそうなっているのか」

という5Wの観点から、紙などに言葉で書き出してみる。

そうすると、「どうしていきたいかわからない」「モヤモヤする」という現状が何者なのか、少し見えてきます。

感情を書き出す

「わからない」「モヤモヤ」というのは具体的に、自分はどう感じているのでしょうか?

悲しい
諦めている
怒り

辛い
疲れ

ネガティブなものばかり書いてしまいましたが、何かしら、感情を抱いている部分はあるのではないかと思います。

そこからまた先ほどの5Wで具体化します。

では、何が悲しいのか?誰に対してなのか?いつから?‥などです。そこを深堀していくことで、現状の具体的な悩みが見えてきます。

NORIKO

私の場合、産後まさに「キャリアでどうしていきたいかわからない」という沼状態に陥りました。そこで、コーチングを受け現状を見える化したところ、
「子育てをしながらこの先10年のキャリアについて、ライフとのバランスを取りながらやりがいを感じられる長期的な仕事が何なのか」がわからない
という現状の課題が浮き彫りに
なりました。
これが明らかになったことで、じゃあ次どうしていけば良いのか?具体的な行動に落とし込むことができました。

自分のニーズを確認しよう

次に大事なのは、自分の今のニーズを知ることです。

キャリアでやりたいこと(DO)が見えないなら

もしかすると、今悩んでいることを「やりたいこと(DO)が何なのか」という視点だけで考えていませんか?

やりたいことがもしわからない場合は、「どうなりたいのか、何を欲しているのか(BE)」の視点で考えてみることも大事です。

どうなりたいのか(BE)の視点で、自分のキャリアを通じたニーズを確認する

例えば、

豊かになりたい
役に立ちたい
正しくありたい
認められたい
注目されたい
多忙でありたい
感謝されたい

など、自分がどうなりたいのか、キャリアを通じて何を欲しているのか、シンプルな言葉で自分の今のニーズ、未来のニーズを言語化してみることです。

そこから、じゃあ「役に立ちたいって、誰に?何に?どんな風に?」と具体的に深堀していくことができます。

NORIKO

当時悩んだ時の私のニーズは、「バランスを取りたい」「アイデンティティを確立したい」であることがわかりました。
そこから、私にとってのアイデンティティって何?アイデンティティを確立したら何が得られるのか?どうやったら確立できるのか、といったところに具体的に話が膨らんでいき、キャリアの方向性を進めることができました。

ニーズを充たすためのまず第一歩の行動(アクション)を取る

そして3つ目に、具体的な自分のニーズがクリアになったところで

じゃあそのニーズを充たすために、どんな一歩が必要?どんなアクションを実際にとっていく?

という段階まで考えます。

大きなアクションである必要はなく、実際にできるベビーステップで良い

行動(アクション)、というと少し大きく聞こえがちですが、ほんの少しの行動で良いのです。

例えば、家族や友達、同僚に、私ってどういう人に見えるか?それをまず一人でも良いからヒアリングして自己理解を進める。

これも十分な行動です。

行動してみたらどうだったのかを振り返る

そして実際に行動に移したら、どのような変化があったか、何か自分に気づきがあったのか、を振り返ります。

そこからまた次のアクションに繋がっていく、というサイクルができます。

NORIKO

私にとっての第一歩は、アイデンティティを確立したい、というニーズを充たすキャリアの様々な選択肢を、達成できるかどうかは別として、とにかく全て書き出してみる、そして、どれがバランをを取りたい、というニーズに合致しているのか、チェックする、という作業をしてみました。
そうすることで、自分のキャリアをどうしていけば良いのか、段々見えてくるようになりました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「キャリア迷子」になってしまっても、
現状の状態や感情の言語化
ニーズの言語化
ニーズを充たす行動をとる

といったポイントで考えてみると、少し「キャリア迷子」から抜け出せるヒントが見つかるかもしれません。

一人でモヤモヤと考えてわからない場合は、是非コーチングを活用してコーチとの対話の中で言語化していくという選択肢も考えてみられてはいかがでしょうか。